今日のメニューは・・・
* 壁を乗り越えろ
* シチュCDの感想
≪シチュCD感想の注意事項≫
ネタばれが困る、嫌いという方、こういうのに興味が無い方はスキップすることをお勧めします。
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第三日曜の今日はビーズ教室の日。
いつも日曜に来てくれる4人が久しぶりに全員揃って賑やかにスタート。
うちの教室で最年長の生徒さん(73歳)は今日から『マニキュアアート』に挑戦です。
スタートは少々手こずりましたが、段々とコツが分かってきて、イイ感じに仕上がってます。(手芸全般やってきただけあって勘が良いの)
実は、私が初めてマニキュアアートをした時、手こずることが全く無くてすんなりできちゃったものだから、今回みたいになかなか上手くいかない時にどうすれば上手くいくのかのアドバイスがすんなり出てこなかった。
何故上手くいかないのかが分からないっていう状態ね。
ビーズを教え始めた時も同じ状態だったんだけど、なかなか上手くいかなくて思考錯誤したことの方が的確に教えられる。
ビーズの場合は、多くの人に教えることで、どこが分からないのか、どこにつまづくのか、どう説明すると理解しやすいのかってのを私自身が経験することで勉強してきました。
それこそ、最初の頃って自分の教え方が悪いんだってかなり落ち込んだりもしたし。
こういうことを考えると、一度壁にぶち当たって、それを乗り越えていく努力をした方が自分のことも周りのこともよく見ることができて、後々良いような気がしますね。
もちろん、これは壁を超えることが前提のお話。
壁にぶち当たって、壁に背を預けて後ろを向き続けていたなら、『新しい景色』は決して見えてこないから。
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誰が私を殺したのか〜青慈の場合〜
CV:切木Leeさん
まずはこの物語の世界と背景を説明しておきましょう。
昨夜、聞いていると、何やら聞き慣れた名前が出てきました。
『氷上』
そうです。
PRISONであの監獄を運営管理していた『氷上家』です。
(全4巻、それぞれ感想書いてます)
『わたし』は作中で媚薬を使われるのですが、その媚薬の出どころが『氷上』。
どうやら囚人を奴隷として引き渡す時に使用したりしてるみたいです。
今作の『彼ら』の誰かが氷上家と繋がっていて、そのルートで手に入れられるのか、直接取引しなくても出回っているものなのかは不明です。
とにかく、あのまともなのか狂ってるのか分からない世界と同じ世界のお話ということですね。
『わたし』と『彼ら』は幼馴染みです。
各界の令嬢令息が通う『瑞樹幼稚舎』。
15年前に大きな事故が起きました。
奇跡的に生き残ったのはわたしだけ。
幼馴染みだった彼らは、みんな死んでしまった。
では、今作の彼らとは?
彼らの母親たちは突然我が子を失ったことで精神を病んでいきました。
そこで、それぞれが養子を迎えることになり、生き残ったわたしの世界が彩られるようにと、新しい名前が与えられた。
それが、今回の『彼ら』・・・青慈、黄一、紅也、真雪の4人。
(真雪はわたしの弟)
わたしは彼らに大切にされ、幸せな日々を過ごしてきた。
それはずっと・・・この先もずっと続くのだと、思っていた。
ところが、そんな日々に変化が訪れる。
父の命令でわたしの婚約が決まった。
相手はわたしよりも年上。(青慈が年寄り呼ばわりしてるから最低でも10歳は上なんだろうと予想)
母たちの病みのために集められた子供たち。
生き残ったわたしのために側にいることを求められた子供たち。
そんな彼らの存在理由が崩れていく。
誰もが4人の中の誰かの花嫁になるのだろうと信じていた。
その道が閉ざされてしまった。
≪他の誰かに渡すくらいなら…”みんな”の花嫁に≫
今作の彼は市松青慈(いちまつせいじ)。
作中で青慈は『言い出したのは自分』だと言っている。
リーフレット内の人物紹介でも『主犯格』となっているし、実際、作中でも他のみんなに指示している様子が見受けられる。
わたしは誘拐されました。
2ヶ月半もの間、監禁されていました。
しかも、ただ監禁されていたのではなく・・・。
目が覚めた時、見覚えのない部屋に彼ら4人が揃っていた。
青慈がわたしに話しかけてくる。
でも、わたしには彼が何を言っているのか理解できない。
「みんなの花嫁って・・・どういうこと?」
監禁初日のこの日。
わたしは彼ら4人に犯された。
(なんでも順番はじゃんけんで決めたのだとか:笑)
この時、同じ部屋の中に他の彼らもいて見守っている状態。
青慈が話しかけたりしているから『そこにいる』という空気感はあるけれど、声はついていない。
(ほんのひと言ふた言だから声ありでも良いかなって思ってみたり)
彼らには彼らなりのルールを設けているようで、4人立て続けに…というのは初日だけ。
その後は1日1人のローテーションということになる。
2ヶ月半ほど経過したあの日。
わたしには記憶が無い。
わたしが発見されたのは、浜辺。
心肺停止の状態で発見され、奇跡的に息を吹き返した。
けれど、どうやってあの監禁されていた部屋から出たのか、どうして崖から落ちたのか、覚えていない。
自殺だったのか、誰かに殺されたのか。
今作もPRISONのようにハッピーエンドとバッドエンドに分岐します。
記憶が戻っていないのはどちらも同じ。
2ヶ月半行方不明だったわけだから、当然警察が動いている。
警察の手が彼ら4人へ向いた頃だった。
わたしは警察に今回のことは誘拐ではなく『家出』だったと告げてます。
全ての記憶は戻っていないけれど、誘拐され監禁され凌辱されていたというところは思い出している。
それでも、わたしは彼らを『犯人』として告発することはできなかった。
ハッピーエンドでは青慈の花嫁に。
バッドエンドではみんなの花嫁に。
どちらのエンドにしても、誰がわたしを殺したのかは分かりません。
青慈も分かってない。
あの日に何があったのかは、この先の巻を聞くことで徐々に明らかになっていくんでしょう。
この作品、シナリオは始めて見る名前の方なんですが、監修に松竹梅さんの名前があります。
松竹梅さんといえば、定継と春人さんですよ。
どの程度の直しやアドバイスが行われたのかは、もちろん分かりませんし、五穀米さんがどの程度のキャリアをお持ちなのかも分かりませんが。
ストーリーの流れや伏線(と思われるもの)の張り方など、混乱することも気持ちが途切れることも(聞き手が)変にツッコミを入れることも無く。
やっぱり、製品として一定ラインを下回らない努力はしてもらいたいですからね。
(ちなみにPRISONは松竹梅さんのシナリオ)
というところで、声のお話。
3種類の声を聞けるので、切木Leeさんファンにはたまらない作品になるんじゃないかな?
分岐前までの普通に冷静な状態、ハッピーエンドの内面がこぼれ落ちるような感じ。
それに、バッドエンドの冷たい氷のような・・・・という風に。
リップ音は私好みのタイプなのでかなりドキドキものなんですが、タイミングとなると・・・・・。
初聞きで合わせるのは無理でした。
といっても、時間を開けて聞いたら結局タイミングのポイントは覚えてないってことになるから、いつ聞いても「合わなかった…」ってことになりそうですが。(苦笑)
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